歯並び相談室

皆様こんにちは!Dr.コウこと大松矯正歯科院長 高 大松(コウ ダイマツ)です。歯並びに関する疑問がございましたらお気軽にお聞かせ下さい!

歯並びの基礎知識

顎の成長発育

歯を支えている土台は上顎骨と下顎骨です。

上顎骨と下顎骨はお顔を構成している骨の一部分です。

上下の歯並びがそれぞれ綺麗に並んでいても、骨のズレがあれば咬み合った時に上手く咬み合いません。

矯正治療を行う上で上下の顎のズレが無いかを確認することは大変重要なことです。

上下の顎骨のズレがある成長期のお子さんの矯正治療の場合、矯正治療で上下の顎骨のズレを治すことも十分可能です。

その場合注意しなければならないのは、顎骨の成長する時期です。

お顔を構成している骨はその骨によって成長する時期がそれぞれ異なります。

下のグラフは体の成長度合いを各器官ごとに表した スキャモンの発育曲線 と呼ばれているものです。

スキャモンの発育曲線では大きく分けて成長するスピードによって4分類されています。 

人間の頭部の成長はその80%が5歳くらいで完了します。これは神経系型と呼ばれ、脳の発育と連動しています。

矯正歯科で扱う、上顎骨は神経系型と一般型の中間に位置付けられます。12歳頃には成長が終了してしまいます。(男女差、個人差はあります。)

下顎骨は一般型に分類され、男子で18歳頃、女子で15歳頃に成長が終了してしまいます。

特に下顎は背が伸びる時に同時に大きくなります。

発生学的に見て下顎骨は体幹(手足の骨)を構成する長管骨と同じとされています。

大腿骨などのチューブ状の骨が湾曲して頭にぶら下がっていると思っていただければ良いと思います。

ですから、男子の場合に背が著しく高くなる時期に大人っぽい顔に変わって行くのは一緒に下顎も成長して輪郭が変わって行くからなのです。

 

顎骨の成長する時期を上手に利用して上げれば骨のズレの改善も十分可能です。(成長期の患者さまの場合)

逆に言うと、大人の場合は顎骨成長が終了しているので矯正治療単独では顎骨のズレは治せません。歯並びだけの治療で済ますことになります。

 

 

 

 

スキャモン.png

スキャモン2.png

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歯並びを悪くする原因には癖があります。

歯並びを悪くする原因に習癖(しゅうへき / くせ)があります。

 

 

○指しゃぶり

3歳くらいまでは誰でも指しゃぶりは行うものです。

しかし小学校にあがっても指しゃぶりが残っている時は要注意です。 

この時期は永久歯の前歯も生えそろう時期で、歯並びに影響がでる時期でもあります。

顎の発育にも影響を及ぼし、骨格性の不正咬合をも引き起こしてしまいます。

指しゃぶりのやり方によって症状も異なって来ます。上顎前突症(出っ歯)、下顎前突症(反対咬合)、開咬、交叉咬合・・・

 日学歯 開口.jpg

                 指しゃぶりが原因で引き起こされたと思われる不正咬合

指しゃぶり等の癖は無理に止めさせようとすると、それ自体がストレスとなり保護者がいない所で隠れてやったり、違う癖に移行する場合がありますので慎重な対応が必要です。

ご心配場合は矯正専門医等にご相談ください。

 

○舌癖(ぜつへき) 

舌の使い方が悪いと舌が歯を強く押して前歯が前に出てきたり、顎の成長に影響を与えることがあります。特に前歯が前に押し出されると開咬になったり、骨格性下顎前突症(反対咬合)の原因にもなります。

歯が正しい位置に並ぶためには、お口の中で表側からは頬のプレッシャー(筋圧)と裏側からは舌のプレッシャー(筋圧)でサンドウィッチされて整直します。(バクシネーター・メカニクスと呼ばれます。)

そのどちらかのプレッシャー(筋圧)が強いと歯が押されて動いて行きます。

舌癖が起こる原因は扁桃腺やアデノイド、アレルギー性鼻炎等で鼻呼吸ができずに口呼吸の場合に舌が前方に位置付けられて起こる場合があります。

また、指しゃぶり等の習癖のために前歯が咬み合っていない時に舌がそこに介在してきます。

 

舌癖.jpg

 正常な場合前歯を接触させて発音や嚥下(飲み込む行為)を行います。しかし、前歯が咬み合わない開咬状態だと舌を介在させて発音や嚥下を行います。そのため一日何百回~何千回と舌が前歯を押すことになります。(無意識な状態で)

治療法としては筋機能療法(マイオファンクショナル・セラピー)があります。これは舌を意識して舌の正しい使い方を習得する方法です。

筋機能療法だけでは治らない場合もありますので、開咬などがある場合は先に形態的(歯並び)なものを治してから筋機能療法を行えば効果的です。 

 

○咬爪癖(こうそうへき)

爪を咬む癖も歯並びを悪くする一つです。

爪を咬むことで、咬みこむ歯に力が強く加わり歯が動いて行きます。

 

○咬唇癖

唇をかみ締める癖も歯に部分的に強い力が加わり不正咬合を誘発します。

上顎前突症(出っ歯)では上の前歯と下の前歯の間に水平的な空間が大きいため下唇を巻き込んでしまい咬唇癖を起こしやすくなります。

咬唇癖があると歯並びが悪くなるだけではなく、下顎の成長にも影響を与えます。

成長期の子どもだと咬唇癖の影響で、いつも下唇を咬む力が下顎に作用して下顎の成長不良を起こします。適切な時期に歯並びを治すことは悪習癖を予防して正常な顎骨の成長にも有利です。

日学歯 咬唇癖.jpg

 

 

 ○頬杖

頬杖を長時間していると頭の重さで、頬杖を基点にして下顎が変位してきます。そのため、上下の咬みあわせにズレが生じやすくなります。

 

○体癖

姿勢が悪かったり、寝相 (うつ伏せ寝) が悪いと歯並びにも影響します。

また、食事の時の姿勢も影響があります。

最近ではテレビを見ながら一人で食事をする子どもが増えています。(個食) 

テレビが正面ではなく横にあると、お顔だけ横向きになり 片咬み の原因となります。

左右の歯でお食事をせずに咬みやすい片側だけを使っていると、顎がそちらの方にズレて行ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                        

 

 

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顎関節症

食事をしたり、会話をする時には下あごが動きます。下あごは耳の前で頭の骨といっしょに顎関節(がくかんせつ)という関節をつくっています。あごが痛い、あごが開きずらい、あごを動かすと音がなるなどの症状は顎関節症と呼ばれ、その原因の一つに悪い歯並びが考えられます。

最近では大人に限らず小児にも顎関節症が増えています。

顎関節6.jpg

 

 

歯並びが悪いと無理な顎の動きを強いられ、関節に負担が来ます。

顎を動かすと痛い、ガクガクする、お口を大きく開けられない方は専門医(矯正・顎関節)に相談することをお勧めします。

最近では小学校の歯科検診にも顎関節の異常を診る項目が追加されました。

 

顎関節2.jpg

 

耳の前辺りが顎関節です。

お口を開けたときに、違和感がないか確認してみましょう。

 

 

 

 

顎関節1.jpg

 

触診

顎関節雑音 : お口を動かしたときに音が鳴る

圧痛 :押して痛くないか

 

 

 

顎関節3.jpg

開口量の測定

平均4.0cm位はお口が開きます。(指3本分位)

 

 

 

 

 

顎関節4.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

顎関節5.jpg

 

顎変位の確認 : お口を開閉したときに顎がズレていないかを確認します。

顎関節症が進行すると下顎頭(下顎の付け根部分/関節部分)に骨の吸収が起こります。左右の骨の長さに差がでると顎がズレて、上下の前歯の真ん中(正中線)が合わなくなります。                         

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子供の歯並び

 

良い子供の歯並び

日学歯 正常咬合 乳歯列.jpg

乳歯列期(乳歯だけの時期)

歯と歯の間にはすき間が存在するのが普通です。

すき間は『発育空隙』や『霊長空隙』と言って部分によって言い別けられます。

これらのすき間は将来、永久歯が萌えるためのスペースを確保する役割を担っています。逆にこの時期にすき間が無く、キレイに並んでいる乳歯列は将来永久歯に萌え換わる時にガタツキが出る事が予見できます。 

 

 

悪い子供の歯並び 

 

日学歯 反対咬合.jpg

下顎前突症(反対咬合) / 受け口、逆出っ歯

前歯の咬み合わせが上下逆になっています。

永久歯に生え変わる時に自然に治ることもありますが、ある時期に治さないと症状が悪化する場合があります。

骨格性の問題が大きい場合が多いです。

 

 

 

日学歯 上顎前突.jpg上顎前突症 / 出っ歯

上の前歯が下の前歯に比べて前に出ています。

前歯の傾きに原因があったり、骨格性に問題がある場合もあります。

指しゃぶりも誘因となります。

 

 

 

 

 

 

日学歯 開口.jpg開咬 

 上下の歯が咬み合いません。

歯の傾斜の問題や骨格性の問題があります。

扁桃腺が腫れやすい、鼻が詰まりやすいなどでお鼻で息ができないと口呼吸になります。

口呼吸のために舌が前方に出てきて前歯が開いてしまいます。

 

 

 

 

日学歯 正中離開.jpg 正中離開  / 空隙歯列

永久歯が生えてきても隙間が閉じない状態です。

前歯に隙間がある場合を正中離開といいます。この場合、歯と歯の間に過剰歯があったり、上唇小帯が肥厚していて閉じない場合があります。

犬歯が出てこようとする時も一時的に前歯に隙間ができることもありますが、その場合はあとで自然に隙間は閉じてきます。 (みにくいアヒルの子の時期 と呼ばれています。)               

 

 

 

                              日学歯 叢生.jpg                             

 叢生 (そうせい) / 歯のガタツキ

歯の大きさとあごの大きさのアンバランスででこぼこが起こります。(歯が大きい、あごが小さい)

また乳歯の時に虫歯が多いと、永久歯が生えるスペースを確保できずに叢生が起きやすいです。                                           

 

 

                    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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矯正治療の開始時期は?

矯正治療の開始時期は患者さまによってそれぞれ異なります。

子供の場合症状、あごの発育具合、歯の生え変わり時期によって開始時期は異なります。 子供の場合は二段階に治療を分ける場合があります。

第一期治療:混合歯列期(乳歯と永久歯が混合/早期治療、予防矯正)

第二期治療:永久歯列期完成後 永久歯が萌えて来た時点で(5~6歳位)現状を確認し、すぐに治療を開始する場合もあれば乳歯が全部抜けて永久歯になるまで待ってから行う場合もあります。

そ の見極めは、将来的にこの時期に悪いところを取り除いておかないと症状が悪化してしまうケースや早い時期に矯正治療を行っておけば永久歯列で本格的な矯正 治療を回避できる様な場合です。 患者さま(お子様)によっては矯正治療の期間を最短にするため、治療開始時期を良く見極める必要があります。

ま た、子供の時期に矯正治療をして一時的に綺麗な歯並びを獲得しても、成長につれそれが崩れたりする事もあります。 矯正治療の最終目的は綺麗な歯並びはもちろん、良く噛めて、良い発音ができて、ブラッシングがしやすく、いつまでもご自分の歯でお食事ができ、素敵なスマ イルを大人になってからも維持することです。

そのために、早い時期から矯正治療を始めた方が良い場合もあれば、そうでない場合もあります。 大人の場合いつでも開始します。ただし、重篤な歯周病や全身疾患がある場合には治療を見合わせることもあります。

矯正治療は年齢に関係なく年配の方でも歯周病等がコントロールされていれば問題なく出来ますのでご心配はいりません。 大人の患者さまはQOL(Quality of Life/生活の質の向上)向上のための医療ですから、いつ始めても遅いことはありません。

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矯正治療の開始時期 ~子供の場合~

日学歯 正常咬合 乳歯列.jpg

子供は成長期にあり骨の発達や乳歯から永久歯に生え変わる時期でもあります。

 子供の場合、矯正治療は、永久歯が生えそろった時期に行うのが効率的で一般的です。 特に上下の前歯が出揃った時期が最初の矯正開始適齢期になります。

しかし、乳歯列期に改善できたであろう骨格の異常などが放置され固定してしまい、治療に大幅な制約が生じてしまうこともあるため、一度、早い時期に専門医に見てもらうとよいでしょう。

日本矯正歯科学会やアメリカ矯正歯科学会では7歳までに専門医に診てもらうことを薦めています。7歳頃というのがちょうど上下の前歯が出揃う時期でもあります。

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矯正治療の開始時期 ~生まれる前~

指しゃぶり.jpgお母さんのお腹の中にいる時の赤ちゃんは無菌状態ですから、もちろん虫歯菌も存在しません。

分娩時に初めて産道や表に出て色々な菌がお口に入って来ます。 虫歯菌のほとんどは母親から感染して行きます。 ですから出産前に、口の中の細菌を少なくすることが重要です。

出産前に口の中のクリーニングをすることをお薦めしています。 お腹にいる時から指しゃぶりをしている胎児もいるみたいです。

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矯正治療の開始時期 ~乳歯萌出期(0~3歳)~

乳歯が生え始める時期です。

 この時期に両親から口移しでお食事をすると、大人の持っているお口の細菌が子供に移行して行きます。それが常在菌としてお口の中に居座るようになります。

細菌はある一定の量以上に繁殖しないと病気として症状は現れませんので、お子さんの口腔内環境を整えて(プラークコントロール・規則正しい生活)お父様・お母様の口腔内を清潔に保つことをお勧めします。

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矯正治療の開始時期 ~乳歯列期(3~6歳)~

乳歯が生え揃い、永久歯が顔を出すまでの期間です。 通常、乳歯列には歯と歯の間にすき間が存在しています。 これを発育空隙、霊長空隙と呼びます。 このすき間があるおかげで、将来永久歯が萌出するべきスペースが確保され不正咬合を予防しています。

 しかし、このすき間が無いお子さんもいらっしゃいます。 すき間が少しも無く一見キレイな歯並びをしていますが、将来的に永久歯が萌出できるスペースがなくガタツキの一因となります。

ま た、この時期に虫歯が多発すると乳歯歯冠が崩壊して本来の大きさ(幅)が失われたり、早期の喪失につながります。 永久歯萌出のスペースを確保する役目の乳歯が早く抜けてしまったり、歯が欠けてしまうと後方永久歯(特に第一大臼歯)が前方に移動してスペースを消費して しまいます。

そのため、永久前歯と第一大臼歯の萌出後にでてくる側方歯(犬歯、小臼歯)の萌出スペースが無く八重歯等の叢生(ガタツキ)の 原因になります。 ですから、どうせ乳歯は抜けて後から永久歯が生えてくるからと言っておざなりにしていると、永久歯列で大きな問題が生じて来ます。

 

 

9-9-08-07.jpg

上の図は側方歯(犬歯、第一小臼歯、第二小臼歯)とそれに対応する乳歯/乳歯乳犬歯、第一乳臼歯(D)、第二乳臼歯(E)の大きさを表しています。

通常この部位(片側3本)での永久歯は入れ替わる前の乳歯の方が大きい横幅を持ち合わせています。部位によって対応する永久歯の方が小さい場合があるのです。

乳歯が虫歯で無くなったりすると、奥の第一大臼歯(永久歯)が前に寄ってきてしまい、後から生える永久歯の萌出スペースが無くなってしまいます。

 

何かの装置を無理やり入れるよりもむし歯予防に注意を払って頂く時期です。 それには、毎日のプラークコントロールが欠かせません。この時期からブラッシング等のプラークコントロールを励行して行くと将来に渡ってのブラッシングが習慣付けられます。

た だし、まだ小さいお子様ですとご自身だけでは磨ききれませんので、本人のブラッシング後に必ず仕上げ磨きを行ってあげて下さい。 また、汚れを落とした後、歯ブラシに適量フッ素ジェルをつけて歯に塗ります。ブクブクうがいができるようになったら、フッ素洗口をすると隅々に行き渡りま すのでより効果的です。

生えたての歯は軟らかくてむし歯になりやすい上、どんどん進行してしまいます。磨き残ししやすい奥歯の溝・歯と歯茎 の境目・横の面を特に注意してチェックしましょう。歯と歯の間である横の面は、歯ブラシでは落としきれませんので、デンタルフロスや歯間ブラシを使う必要 があります。

乳歯列期では患者さまの協力度の問題や乳歯のために矯正治療が制約されることも多く、幼少期の精神発達にも影響を及ぼしやすいので慎重な対応が望まれます。

この時期に大切なのは不正咬合の原因になりやすい乳歯の虫歯予防、指しゃぶり等の悪習癖を管理したり、アレルギー性鼻炎、扁桃腺やアデノイド等の気道の問題(耳鼻科領域)の改善に努める必要があります。

永久歯列にスムーズに交換するために『咬合誘導』という概念の治療を行うことがありますが、積極的な矯正治療の介入はあまり行いません。

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矯正治療の開始時期 ~小学校低学年~

平均6歳前後で下の前歯の永久歯が生えだします。その後乳歯の後方に大臼歯が生え順次乳歯から永久歯に入れ替わってきます。

この時期が最初の矯正治療の開始時期となります。(第一期治療) 乳歯列の時期と異なり永久歯列になることで、上下の顎の成長差や永久歯での不正の度合いが顕著に現れて来ます。

ただし、この時期の治療は正しい大人になってからの歯並びを得るための土台作りの時期ですのでここで矯正治療が完結することはありません。 生えている永久歯に部分的に矯正装置を装着したり、取り外しのできる装置(可徹式矯正装置)で対応して行きます。

この時期の治療は今現在何かしらの治療を行っておかないと、将来に渡って問題が大きくなってしまう場合や、第一期治療で矯正治療が完了する場合に限って行います。

ですから、永久歯が出てきたからと言って皆が治療をスタートするとは限りません。

日学歯 反対咬合.jpg

写真は前歯が永久歯に交換してきていますが、反対咬合の状態です。

早期の矯正治療のスタートが望まれます。

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矯正治療の開始時期 ~小学校高学年~

前歯と奥歯の間に側方歯(犬歯、第一、ニ小臼歯)が生えてくる時期です。

乳歯から永久歯の交換も大分進み、大人の歯並びの完成に近付いてきます。 人によって多少順番は異なりますが、第一大臼歯(6歳臼歯)より前では上で犬歯、下では第二小臼歯(前から5番目)が最後に生えてきます。

八重歯は通常上顎の犬歯のガタツキ(叢生)のことを言います。第一大臼歯(6歳臼歯)より前方で一番後から生えてくる歯が犬歯なので、犬歯が出て来ようとした時に既に生えるスペースが無いと八重歯として犬歯が外に押し出されてしまいます。

12 歳頃になると最後の永久歯である第二大臼歯(12歳臼歯)が生えてきます。 この時期が永久歯列の矯正治療を行う最適な時期になります。 成長期の真っ只中なので骨の新陳代謝も旺盛で歯の動きも早く、お痛み等の不快感も少なく、矯正治療も短い期間で終了することができます。

 

日学歯 叢生.jpg

写真は犬歯の萌出とともにガタツキ(八重歯)が顕著になってきました。

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中学生

 

9-9-08-2.png

歯が生え変わっていれば、ほとんどの人が治療開始の適齢期です。

 

しかし、反対咬合などで著しく成長のバランスが悪い時は成長が終了するまで矯正治療を見合す場合もあります。下あごの成長は身長の伸びる時期とリンクしていますので、男性で約18歳前後女性で約15歳前後まで経過観察することもあります。

既に中学生以上の場合は早めに一度専門医に相談されると良いと思います。

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大人の歯列矯正

矯正治療をいつの時期に行うかについては様々な意見があります。大松矯正歯科クリニックでは、第二大臼歯(12歳臼歯)が生える頃に治療することをお薦めしています。それでは成人では矯正できないのでしょうか?

最近では大人の方でも無理なく矯正治療ができるようになりました。 大人の場合、成長期の子供と違って顎の発育がありませんので子供の矯正治療に比べて多少制約がありますが問題なく矯正治療が可能です。

た だし、歯周病等のコントロールが必要な患者さまや矯正治療によって歯の寿命が短縮される場合には矯正治療を見合わせた方が良い場合もありますので、矯正専 門医にご相談されることをお勧めします。 大松矯正歯科クリニックの20歳以上の患者さまの割合は70パーセントを超えています。

中には50歳代や60歳代の患者様も大勢いらっしゃいます。 また、最近の矯正治療の進歩で特にデーモンシステムを利用したパッシブセルフライゲーション・ブラケットの出現で既存の矯正治療よりも無理なく、短期間で生体にやさしい治療が行えるようになりました。9-9-08 1.jpg

矯正治療をいつの時期に行うかについては様々な意見があります。大松矯正歯科クリニックでは、第二大臼歯(12歳臼歯)が生える頃に治療することをお薦めしています。

それでは成人では矯正できないのでしょうか?

最近では大人の方でも無理なく矯正治療ができるようになりました。 大人の場合、成長期の子供と違って顎の発育がありませんので子供の矯正治療に比べて多少制約がありますが問題なく矯正治療が可能です。

た だし、歯周病等のコントロールが必要な患者さまや矯正治療によって歯の寿命が短縮される場合には矯正治療を見合わせた方が良い場合もありますので、矯正専 門医にご相談されることをお勧めします。 大松矯正歯科クリニックの20歳以上の患者さまの割合は70パーセントを超えています。

 中には50歳代や60歳代の患者様も大勢いらっしゃいます。

また、最近の矯正治療の進歩で特にデーモンシステムを利用したパッシブセルフライゲーション・ブラケットの出現で既存の矯正治療よりも無理なく、短期間で生体にやさしい治療が行えるようになりました。

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歯と歯並びの役目

9-9-08-05.png○物を食べるために歯は必要です。

○食べ物の風味や味わいを楽しむことができます。

○お口に入った異物を感知します。

○きれいな発音ができます。

○良く噛むことで消化を助けます。

○若々しい表情を保ちます。

○スポーツをする時に歯を噛みしめることで力が出ます。

○噛むことで脳を活性化します。

○緊張をほぐします。(ガムを噛むと・・・)

○ストレスを発散します。

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かみ合せチェック

現在作成中です。

もうしばらくお待ち下さい。

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虫歯のお話

  虫歯は生活習慣病の一種で感染症でもあることをご存知ですか?虫歯1.jpg

 

 ブラッシングの回数が少なかったり、上手ではなかったりするとお口の中に汚れが停滞します。
また、食事が不規則で頻繁に間食する方はいつも食べ物がお口に残ったままで口腔内環境の悪い状態が続きます。
生活習慣が虫歯の原因の一つの要因になるため、生活習慣病と言われるゆえんです。

感染症とは風邪やインフルエンザなど細菌やウイルス感染に伴って病気が発症するものを言います。

虫歯も虫歯菌(代表的な細菌:ストレプトコッカス・ミュータンス)の繁殖によって、
虫歯菌が出す毒素(酸)によって歯が溶解していく、感染症の一種です。虫歯2.jpg

ですから、口腔内環境を整えると言うことはお口の中の虫歯菌の数を減らすことです。

規則正しい食生活で(ダラダラ食べをやめる、間食を減らす・・・)お口の中に食べ物がある時間を減らす。
それは唾液の自浄作用や抗菌作用を最大限に生かすためです。

また、ブラッシングによってプラーク(歯垢)を機械的に除去して、虫歯菌の数を減らすという考え方です。

お口の中には常在菌といっていつも細菌たちが一定量存在しています。
それが、口腔内環境のバランスが崩れると細菌繁殖が起こり病気として症状が現れてきます。


ですから、これからブラッシングを行う時は
プラークコントロール=口腔内環境を整える=虫歯菌の数をコントロールすると言う意識でブラッシングを行って下さい。

 

最近の虫歯治療の方法に歯を削らない方法があるのをご存知でしょうか?

それはカリソルブというものです。

カリソルブ(Carisolv) はスウェーデンのメディチーム社より発売されている化学-機械的う蝕除去システムです。
薬剤によりう蝕を化学的に溶解し、手用器具にて除去を行います。
日本では薬事の許可が2007年1月に承認され、2007年11月からデニックス社から市販されています。

mushiba.jpg

 

以下デニックス社のサイトからカリソルブの説明を転載します。

カリソルブとは
歯の象牙質のムシ歯部分だけを除去できるシステムです。
弱い濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液とアミノ酸などゲル状の溶液を混ぜて象牙質のムシ歯部分に塗布すると、ムシ歯部分だけが軟らかくなります。
軟らかくなったムシ歯部分を専用のインスツルメントで除去します。


ムシ歯部分にしか作用しないので、健康な部分を軟らかくさせることはありません。
治療中専用のインスツルメントを使用して、手指で除去するので、回転切削器具のようなキーンというような音はしません。
また、回転切削器具を使用して治療するよりも、痛みの非常に少ない治療になります。


歯科用材料として厚生労働省の承認を受けており、安全性に関しても問題ないことが確認されております。


カリソルブでの治療は、痛みは極めて少ないですが、すでに痛みを伴っている場合もしくはムシ歯が神経に達している場合は、麻酔が必要になることがあります。


カリソルブでの治療では、ほとんど往来の回転切削器具を使うことはありません。
但し、歯の表面の硬いエナメル質にはカリソルブは作用しませんので、カリソルブをムシ歯に到達させるために、往来の回転切削器具でエナメル質を削ることはあります。


カリソルブでの治療は、保険適用にはなりません。保険外の治療となります。

以上カリソルブのメーカー説明です。


適応症について書かれていませんでしたので、少し補足しますと・・・

C2程度の初期ウ蝕にしか効果がありません。
と言うことは既にお痛みのあるウ蝕は適応外で、今までのタービンエンジン等を使った切削が必要となります。

すべての虫歯に適応できるわけではないので、歯科医に良く説明をお聞きの上処置を行って下さい。


 

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親知らず(第三大臼歯)について

親知らずは正式には第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)と言います。
他の呼び名では『18歳臼歯』、『智歯/ちし』とも呼ばれています。

お口の中に顔を出す時期が18~20歳前後なのでそう呼ばれます。
第一大臼歯は6歳前後に出てくるので『6歳臼歯』、第二大臼歯は12歳前後に出てくるので『12歳臼歯』と呼ばれています。

親知らずは二十歳前後に出てくるので、子供が成長して親の手を離れた後に親が知らないうちに生えてくるので親知らずと呼ばれています。

人によって親知らずが「ある人」と「ない人」がいます。
昔の人(何百年も前)には親知らずがあったそうです。  しかし、現代人には「ない人」も大勢います。

昔の人に比べて現代人はあごの大きさが小さいと言われています。食生活の変化やその他環境の変化であごの成長にも影響が出ています。
親知らずがあってもあごが小さい分、お口の中で最後に出てくる親知らずが生えきらずに埋もれるケースが多くなっています。

自然の摂理で、不必要なものは淘汰されて行きます。 親知らずが正しく生えずに歯として機能しない状況が長く続いていると、親知らずも人類として不必要なものとなり親知らずの存在が薄くなってきているのではないかと言う人もいます。

親知らずの無いことが人間としての進化なのか退化なのかはどちらとも言えません。
また、何十年単位の短い期間では論じられない事だとも思います。

 

hone0.jpg赤丸第三臼歯

hone.jpg矯正治療のため第三臼歯を抜歯

ところで、親知らずというとすぐ抜歯をしなくてはいけないと思っていませんか?

親知らずは一番奥に生える歯なので、ブラッシングが良く出来ません。 また、中途半端に歯が生えていると(半埋伏/はんまいふく)そこの部分に汚れがたまり易く炎症が起き易いです。

風邪を引いたり、体調が悪い時の免疫力が下がっている時に親知らずの周りの歯肉に急性の炎症が起きて、腫れたり、お痛みが出ます。これを智歯周囲炎(ちししゅうういえん)と言います。

智歯周囲炎を治すには急性の場合、抗生物質や消炎鎮痛剤で症状を一時的に抑えるしかありません。
症状が治まってもまた体調が悪いときやブラッシングが良く出来ないときに智歯周囲炎が再発しますので親知らずを抜きましょうと言うことになります。

また、矯正治療上親知らずを抜かなければならない状況も少なからずあります。
歯を動かすために、親知らずが邪魔だったり、矯正治療後に親知らずの萌出の影響で後戻りの原因になることもあります。

大松矯正歯科クリニックでは親知らずも含めてできるだけ歯を抜かない事を心がけています。

もしも、親知らずを抜く場合は歯科医と良くご相談の上お抜き下さい。
抜くことのメリット・デメリットを良く理解してからにしてください。

しかし、出来ることならば抜かないでおいた方が良いかもしれません。
将来、親知らずが何かの役に立つかも知れませんよ!
そのためには、よくブラッシングをして歯科医院の定期健診を受けて下さいね。

 

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どこで治してもらえるの?

矯正治療はその治療の特殊性から一般歯科治療(虫歯や歯周病)と異なり、どこの歯科医院でも矯正治療が受けられる訳ではありません。

 矯正治療を標榜(看板などに掲載)している医院や矯正歯科専門のクリニック・医院がありますので、そこで治療をお受け下さい。 その際、その医院の矯正医が学会認定の認定医や専門医ならなお安心です。

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口呼吸

不正咬合の原因の一つに口呼吸があります。

口呼吸によりいつもお口が開いていることから、上下の歯の間に舌が入り込み前歯が咬み合わなくなります。(開咬/open biteという症状)

また、口呼吸が習慣化すると体の細菌への抵抗力が弱くなり、かぜや花粉症の症状も悪化しやすくなります。

成長期のお子様が口呼吸をする場合、扁桃腺やアデノイドの肥大が考えられます。また、アレルギー性鼻炎等で鼻呼吸が出来ない場合もありますので、症状がひどい場合は耳鼻咽喉科への対診が必要となることもあります。

口呼吸の弊害としては 1.上記の開咬のような不正咬合の誘発 2.乾燥した空気があたってのどを痛める 3.細菌が増殖しやすくなり、風邪などをひきやすい 4.花粉症などのアレルギー症状がでやすい 5.のどが渇いて水分が欲しくなる。 肥満や食欲不振などの一因も 6.口の中が乾燥して虫歯や歯周病になりやすい 7.その他

鼻には嗅覚以外に呼吸器としての『浄化』、『加温』、『加湿』の三つの機能があります。

鼻から入った空気中の細菌が上の三つ作用で弱められ、胃に流れ落ち胃で死滅され感染を防ぎます。

のどには『浄化』、『加温』、『加湿』の作用がないので、細菌が増殖しやすく口呼吸では風邪や花粉症になりやすいとのことです。

大人の場合はかぜや花粉症で鼻がつまりやすくなることがありますので、その予防として『鼻うがい』が有効です。

『鼻うがい』の方法を記しましたので、お試し下さい。

ugai.jpgのサムネール画像

日経新聞2/3より加筆掲載

鼻呼吸を意識して、不正咬合の予防と風邪を引かないようにしましょう!

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悪い歯並びの原因

 

あなたの不正咬合の原因も上の中に見つけられましたか?

詳しいことはお近くの矯正歯科専門医にご相談下さい。

矯正治療は不正咬合の原因を究明し、治療目標を設定して行く医療です。

 

 

不正咬合(悪い歯並び)の原因は大きく二つに分けられます。

○先天的(遺伝的)原因


○後天的(環境的)原因


先天的(遺伝的)原因は家系的に引き継がれた遺伝的要素です。
例えば親の顔が子供と似ているのと同じで骨格や歯の大きさが遺伝されてお顔も似てくるのです。

先天的(遺伝的)原因には
・歯とあごの大きさの差(歯が大きい、あごが小さい)
・上下のあごの成長差(あごが大きい、小さい)
・歯の数の異常(歯数が多い、少い)
・歯の形態異常(歯の形が悪い)
・位置不正
・埋伏歯
・小帯の異常などがあります。


後天的(環境的)原因は生まれた後の生活習慣(お口を使いながら)で身に付いたものです。
後天的(環境的)原因には
・悪習癖(指しゃぶり、舌癖、頬杖、何かをかむ 例:エンピツ、シーツ)
・口呼吸(扁桃腺、アデノイド、アレルギー性鼻炎によって鼻ずまりを起こしお口で呼吸する)
・歯の欠損(外傷、乳歯の虫歯)
・食生活(柔らかい食事、噛む回数が少ない)

 

・乳歯から永久歯への生え変わりの問題
・テレビを観ながら食事をする・・・片噛み : 顎変位の原因などがあります。

 


先天的(遺伝的)原因と後天的(環境的)原因が混ざり合って起こる不正咬合もあります。

また、不正咬合の原因は一つではなく、幾つもが合併している場合も多々あります。

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